10年以上前、キャリアカウンセリングの資格をとる講座に通っていた。
キャリアカウンセリングの資格は今年から国家資格になったけれど(カウンセリングではなくコンサルティングだそーだ)、元々はよーわからん民間資格がたくさんあるのである(今でも)。
その中で、講座内容も試験も一番厳しいと言われていた、一番ゴツそうな資格を選んだ。
薄給のなかからこつこつためたお金を投下して数か月通った。
その講座のなかで先生がこんなようなことを言っていた。
(※10年もたってしまって、私色の解釈になっているでしょうが)
カウンセリング(相談)は誰でもできる。
近所のおばさんも、親も友達も同僚も上司もできる。
知識もなくできる。
実際上手な人もいる。
ではプロと一般の人の決定的な違いはなにか。
それは何を根拠に話を聞き、支援するか。
一般の人はどこまでも自分の感情や考え方。世間、とか。ベースが、私、にある。
プロは違う。
プロは理論、専門知識、適切な情報、適切な技術で聞き、支援する。
これはずっとずっと大切に思っている。
もしプロでいたいなら、ずっとずっと勉強しないといけない。
ずっとずっと技術を磨かないといけない。
プロが私、の部分を出さないというのではない。
私だけでやらない、ということ。
慣れるほどに私の部分は強化される。だから余計に勉強や技術研鑽がいるとおもう。
占いとかリーディングであれば、1つの結果に対して、解釈は多種多様で正解はないけれど、ベースである鑑定結果から離れすぎてしまったら、それはもう違うよ、ということ。
離れたいなら、相談する人とされる人の間に何も媒体を持たずに、もういいたいことをいう人でいいんだとおもう。
そういうニーズもあるし。
今朝もテレビで様々なプロたちが継続することの大切さを語っていた。
粛々と努力をつづけるしかないんだなあ。
めちゃくちゃわかりやすいところでいえば、あのイチローが粛々と様々な努力を続けているのだから、あたりまえのことなんだが。
どこかで特別なものが特別に楽に、特別に軽くしてくれる、簡単で済ませてくれることを願ってしまうのであった。
でも、継続してこつこつ努力(といわれるもの)を積むことが苦痛にならない方法はいろいろあると思います。
工夫ですね。